思いつき

「ねぇ…」
「なしたの?」
「あたしのこと嫌になったの?」
「…」
「答えてよ。」
「…寝るよ。」
「嫌いになったんでしょ?嫌なら嫌って言ってよ。」
「…」
「ねぇ…」
「…」
「ねぇってば!」
「…」
「…別れよ?」
「ん?」
「嫌われたんならあたしそばにいない方がいいでしょ?別れよ?」
「わかった。」
「…止めないんだ。」
「…うん。」
「どうして?そんなに嫌なの?」
「…無理してまで付き合わせるのって格好悪いでしょ。お前が望なら、俺はそれに従うまで。」
「…わかった。あたし…帰るね。」
「帰るな。」
「…?」
「もう遅いんだし、今日は泊まっていきな。何もしないから。」
「嫌なんでしょ?あたしがいると迷惑なんじゃな…」
「誰がそんなこと言った!俺がお前のこと嫌いって言ったか!?」
「だって別れようって言っても止めてくれないしなんか冷たいし何言っても答えてくれないじゃない!」
「だから俺は一言も…」
「同じよ!好きじゃなくなったんでしょ!?好きじゃないのにあたしといたって意味ないじゃない!そんなの嫌われてるのと一緒よ!」
「嫌いじゃねぇよ!…嫌いだったら部屋に入れたりしねぇよ。」
「…」

続く?(ベタな予感